口腔外科

当院の口腔外科に属するものとして、①抜歯治療 ②親知らず抜歯治療 ③顎関節症 ④外傷歯治療があります。虫歯や歯周病治療などの一般歯科とは異なり、お口の中やその周囲の難しい外科処置を行いますので、1回では治すことができない場合もございます。
 
歯だけの問題ではない場合や、当院での対応が困難と判断した場合には、医療連携先の大学病院へ紹介状をお送りしますので、ご安心してご来院ください。
 

抜歯治療について

当院は、なるべく歯を残していく治療を心掛けておりますが、歯の周りの骨が溶けてしまう歯周病の場合は抜歯も考える必要があります。患者様とのコミュニケーションを大切にしながら治療を進めていきますのでご安心ください。
 

親知らず抜歯治療について

親知らずは前から8番目に生える歯の事を言います。正常な向きに生え、上下の親知らずの噛み合わせに問題がなければ抜く必要はありませんが、顎が小さめで、スペースのないところに親知らずが生えてくることで歯並びが悪くなってしまったり、親知らずそのものが虫歯になったり、まっすぐに生えず歯肉の炎症を起こしてしまったりする場合は、親知らずの抜歯を検討する必要が出てきます。
 
当院では3次元的に位置関係を確認することができる歯科用CTスキャナー用いることで、歯の状態を正確に把握し、安全、確実に診断します。CT画像診断により、当院での抜歯が困難と判断した場合には、大学病院(湘南東部総合病院など)に紹介状をお送りしますのでご安心ください。
 
 
 
 

顎関節症治療について

顎関節症は、耳の前側に違和感を覚えるのが最初の症状です。「なんとなく変だな」と思いながらも治療しないでいると、徐々に口が開けにくくなり、日常生活に影響が出てきます。それでも放置していると、顔が歪み、顎の骨が変形してしまうこともあります。ここまでになってしまうと簡単な治療では済まず、心身ともに辛くなっていまいます。
 
顎関節症は、原因を改善しないと症状が悪化する場合が多いので、少しでも気になることがあれば当院にご相談ください。
 
顎関節症が気になる方は、以下のような日常的な習癖がありませんか?
  • 食べ物を咬むときに左右どちらかの歯ばかりで咬む
  • 頬杖をつく
  • 顎が痛くなるほど大きく口を開ける
  • うつぶせで寝る
  • 上の歯と下の歯がいつも接触している「食いしばり」を日常的にやってしまう
 
これらの習癖をやめるよう努力し、やめても症状に変化がない場合は、マウスピース治療に移行します。
 
顎関節症の治療で用いるマウスピースは、上顎の歯列に被せるプラスチックの装置になります。このマウスピースを夜間睡眠中に使用することで、歯軋りや噛みこみから顎関節や筋肉を守り、負担を軽減させることで症状の改善を図ります。症状が改善されない場合は当院と連携している口腔外科をご紹介いたします。
 

外傷歯治療について

外傷歯に関しましては歯ももちろん大切ですが、最優先として、頭部に骨折はないかなど体全体に異常がないかを確認し、歯以外の問題がなければ早めに当院へお越しください。その際、事故で歯が欠けたり抜けたりしてしまった場合には、歯を牛乳に浸してお持ちいただくことで歯が残せる可能性が上がります。
 
外傷歯の治療は1回で治すことはできません。適切な治療のために複数回の通院が必要となりますが、当院では最新の歯科用CTにて外傷歯の治療経過を注意深く観察していきます。